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2016年5月 2日 (月)

初めての日本人!(1633)

Kitadahiroshi

2016年5月2日

Kitada Hiroshiさん(1964年生まれ)は今、 Transat barkerly レースの最初の日本人となろうとしている

Class40は、レース・マシンかと最初は思ったよ。 日本には、Clas40が無かったし、情報も全然無かったからね。 でも或る艇長から、Class40の船を見せてもらって、すっかり惚れ込んでしまい、買うことにしたんだ」

「何故Transatに参加したいと思ったのかは、説明しにくい。 一言で言えば、“渇望“とでも言うのかな。 大西洋横断レースは、経験の少ない私には無謀な冒険とも言える。 でも走ることにしたんだ」

Kitadaさんは、Transat の初日本人となるが、同時にClass40という船でレースに参加する初日本人ともなる。 その結果彼は、故郷の日本とフランスを行き来する羽目になってしまった。
 
「日本では、セーリング・スポーツはあまり人気が無いんだ。 ましてや、外洋レースなんてほとんど無い。 日本人が乗るClass40は、私の船が最初の船だと思う。 Lorientに船があるので、乗るにはフランスに来なければならないんだ。 今度は、妻を連れてくるよ」

彼のヨット歴は、長くない。 40歳から始めたという。 最初の船は、35フィートのクルーザーだった。 その為、セーリングは、何て優雅な遊びかと思っていたという。 まるで美しい貴婦人か、高価なシャンパンと同じと思っていたらしい。 しかし一度レースに参加して、この考えは完全に覆された。 

「ある日、身体の中のスイッチが切り替わったんだ。 それから船の中から、電子レンジ、エアコン、冷蔵庫、シャワー、余分なものは全部取っ払ったよ」

「その後、IRC Classでレースに夢中になって走っていた。 2013年に、Transpac raceに参加した。 2000マイル程(3200㎞)のレースだったが、これが私の最も長距離レースだった。 あのフィニッシュ後の、爽快感は何事にも代えられない」

この経験から、Kitadaさんは、Mini 6.50の船を購入し、単独セーリングを始めた。 

「一人でのセーリングは、面白いね。 ソロ・セーリングは、完全に自己責任の遊びだ」

Kitadaさんは、自分の会社の社長を23年間続けてきたが、2016年1月に会社を辞めた。 そして残りの人生をセーリングに掛けることにした。 “船と、私と、大海原”このマントラが、彼の頭の中を駆け巡っているのだ。 彼の細やかな希望は、The Transatレースで、ニューヨークのフィニッシュ・ラインを切る初めての日本人になりたいと言うことなのだ。

「このレースは、若い艇長が多い。 知識も経験も比較的に少ない。 自分も決して良い成績を残せるとは思っていない。 完走すら覚束ないのが、本音です。 このレースは、私にとって大きな人生経験と大冒険と思っている。 船団にぴったり張り付いて、ニューヨークまで3000マイル(5500km)を走り切りたい」と言っていた。

彼の課題は、海の上だけでは無い。 コミュニケーションの問題だ。 彼は英語もフランス語も決して達者という訳ではない。 でも、何とかこの問題を克服したいと願っている。 

「私の経験にインスパイアされて、沢山の若い日本人に外洋レースに参加してもらいたい。 言葉の問題は、日本人だけに限らない。 西欧人以外の若い船乗り達の為にも、この壁を何とか壊したい」

ある日、外洋レースでの公式言語として、フランス語・英語、そして日本語がオフィシャル用語として採用されることを願っている。 でも今は翻訳ソフトを使って、何とかコミュニケーションを取っているのが現状だ」

Hiroshi Kitadaさんは、2016年5月2日、40人のレーサーの一人として、英国のPlymouthをスタートし、ニューヨークを目指そうとしている。 

彼の船の名前は、 KIHO号である。

オリジナル記事は、こちらです。

残念ながら、Hiroshi Kitadaさんのプロフィールが見つかりません。 何方か教えてください。 訳者

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