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2016年12月13日 (火)

Dickさん、最悪を避け、北に向かう! (1782)

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2016年12月12日 現地時間

StMichel-Virbac 号の Jean-Pierre Dick さんは、狂暴な低気圧を避けようと必死でである。 65ノットもの強風が予想されているのだ。 彼が選んだルート、タスマニア島とオーストラリアとの間のバス海峡は、Vendee Globeレースの歴史上、誰も通ったことが無いルートなのだ。

この最悪の低気圧を避けるにはこのルートしか無いと、Jeanさんは言っていた。 しかし実際に彼が、そのルートを走るかどうかは、低気圧の移動速度に依る。

1989-90年度のレースでは、Guy Bernardin さんがこのルートを初めて走った。 しかしこの間、彼は歯に重傷を負い Hobartに逃げ込んだ歴史がある。 

6位の Jean-Pierre Dick さん(仏51歳)は、今朝次のように連絡してきた。

「バス海峡を通過するしか無いと思う。 南に行くのは、余りにもリスクが大きい。 少しの間、レースを無視し、安全第一を考える。 レースより自分自身と船の安全が第一だ。 明日からの3日間は、45~60ノット、瞬間的には70ノット(36m)の風が吹くと言う。 波は、10mを越すとも言われている。 南のルートを選ぶのは、最悪の選択だ」

「二つの選択がある。 一つは速度を落とし、低気圧が南に下がるのを待つ。 もう一つは、バス海峡を走るかだ。 しかし後者は、走行距離が増えるし、その後に来る風の無いエリアも問題だ」

第5位の Yann Eliesさん(仏42歳)、第7位の Jean Le Camさんも、同じくこの低気圧に悩まされている。 しかし Jean-Pierre Dick さんは、その中でも最悪な位置に居る。 

Yann Eliesさんは、Jeanさんより120マイルも東に居て、最悪なエリアから脱出する為に北東に舵を切っている。

Jean Le Cam さん(仏57歳)(Finistere Mer Vent号)は、既に南東に向かう殊に決めていて、現在200マイル後方にいる。 そして南極圏に向かっている。

彼らの先500マイルの太平洋では、3位の Paul Meilhat さん(SMA号)、Jeremie Beyou さん(Maitre CoQ号)は、この低気圧に追いつかれ無いよ必死に逃げている。 しかし、逃げ切れるかどうかは、運しだいだ。


オリジナル記事の抜粋です。

Map20161213a

記事と航跡図とは、2日間くらいの ”ずれ” があります。 

フランス語の記事、そして英語の記事、それから日本語ですから。

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