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2017年1月 2日 (月)

Endaさん、マストを折る! (1782)

Endaocoineenirlskipperkilcullenvoya

2017年1月1日 現地時間

アイルランドから参加している 15位の Enda O'Coineenさん(61歳)は、1月1日に Kilcullen Voyager-Team Ireland 号のマストが折れたと報告してきた。

Endaさんは、色々問題を抱えて、ニュージーランドの小島で修理を使用としていたが、新たな問題を抱えてしまった。

彼は、ニュージーランド南東180マイルの地点に居る。 当時彼は、南南東の風35ノットの中で走っていたが、突然リグが壊れたと言う。 Endaさんには怪我も無く無事で、現在ニュージーランドに向かっているとの事。 船には、充分な燃料もあるようだ。

今朝レース事務局との連絡;

「遂にやってしまった。突然の事だった。 20~25ノットの風で、時々35ノットと言う強烈なスコールが襲ってきていた。 自動操縦装置が不調で、最悪な時期だった。 思わずジャイブをしてしまい、慌ててジャイブを戻したんだ。 船は

コントロール不可能な状態になり、ランナー・ステーが切れ、マストが倒れてしまった。 その時、泣くわけにもいかないので、思わず笑ってしまったよ」

「マストは、完全にポッキリ折れていた。 リグを全部ぶら下がって、傍に落ちていた。 リグを回収するか、デッキの保護をするか、大分悩んだ。 結果、セーフティー・ファーストに決めたんだ」

「それでリグは全て、船体から切り離した。 リグの切り株が、デッキに穴をあけるのでないかと心配だった。 船は、マストレスの状態だ。(マットレスでは無い) デッキは、無傷だ。 決して、ハッピーな状態では無いが、なる様になったんだ。 賽は投げられてしまったんだ」

「今の処、状況的には問題無い。でも、胸にぽっかり穴が空いたみたいだ。 調子が悪いのは、自動操縦装置だけだ。 後は、全て自分で解決しなければならない。 何が起こったとしても」

「先ずは冷静に。 セーリングは、常に瀬戸際で暮らしている。 でも瀬戸際と言われるが、此処は結構広い空間がある」

「皮肉な殊に、新年を祝って、シャンパンのボトルを開けたんだ。 そして新年に、自分の決意を問い直してみた。 人生、安全第一だ。 人生に、リスクを取らない殊にした。 仕事でも、人生でも沢山のリスクを取ってきた。 リスクを取ることで、金も手に入れ、船も買え、レースにも出ることが出来た。 そして夢も叶った。 だが皮肉な殊にたった2時間前、もうリスクを取らないと言う宣言をしたんだ。 Risk、たた4文字の言葉。 だがこの文字の中には、色々な意味があったのに気が付いた」

「これ以上私に、何が出来ますか? 私は、全て責任を持って行動をしてきた」

「1月1日、新年最初の日、時間は経過し続けている。 でも 私のVendee Globeは、終わった。  私を応援してくれた大勢の方々に、感謝を申し上げます」

オリジナル記事は、こちらです。

Endaさんの悲痛な、報告ビデオ

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