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2017年1月10日 (火)

セールよ、あれがホーン岬の灯だ! (1792)

Photosentfromtheboatspiritofhungary

2017年1月9日 現地時間

ハンガリア人のNandor Fa さん(63歳)が、ホーン岬の通過を伝えてきた。 なんだか、かなり感傷的!

ワウオー! 2315UTC、雲の間から陸が見えてきた。 島か!大陸か! スタートしてから、こんな景色初めてだ。 30マイル(60km)位かな。 前方左側に、大きな黒雲が見える。 あれは、高い山の上昇気流で創られる雲だよ。 何か恐ろしげだな。 でもあの雲は悪さをしない。 この儘、真っすぐに進むぞ」

「コックピットに寄りかかりながら、山並みの上の雲を眺めいる。 雲の合間からの太陽の光が、海の中まで差し込んでいる。 神の創った最も美しい鳥アルバトロスが、船の周りを飛び交っている。 夢の様な景色だ。 でもこの景色を見るのは、これが最後になるかも知れない。 だから、この景色に”さよなら”を言いたくて、此処に来たのかもしれない。 自然の儘で、穢れの無いこの美さに」

「夜の光も素晴らしいんだ。 周りは灰色一色だが、右には月の光が波に反射してキラキラ光っている。 左には水平線下から太陽の名残の光が、南極大陸の上に青色のストライプを放っている。 今の時期は、これ以上暗くはならない。 太陽は、南極大陸の水平線の下を廻って、再び東の空に顔を出すんだ」

「風が弱まってきて、船の速度も落ちて9ノットになった。 そのお陰で、ホーン岬とのお別れがゆっくり出来そう。 何回かジャイブして、岬に8マイル(15km)くらいまで近づいてから岬を離れる。 風が無いのに、潮の流れが強い。 何にも起こらなければ良いが、寝てる熊を起こさないようにね」

「9日、ポートタックにジャイブした。 でも岬の経度を通過するには、17マイルまだ走らなけれならない。 それで、正式にホーン岬通過となるんだ。 5週間前から、この為にシャンパンを冷やしていたんだ。 でもこれは、レースの一瞬に過ぎない。 まだまだ先は長い」

「9日0640UTC、正式にホーン岬を通過した。 大西洋に戻ってきたぞ!」

オリジナル記事は、こちらです。

Map20170110a

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