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2017年1月11日 (水)

Armel Le Cleachさん、最後のストレス!(1794)

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2017年1月10日 現地時間

トップの Armel Le Cleac’h さんは、北大西洋の安定しない天候にフラストレーションが溜まっていると話していた。 後を追う Alex Thomsonさんとの差は、99マイル(180km)だ。 

Armel Le Cleac’h さんは、ドルドラムで高い代償を払ったようだ。 

Hugo Boss号の艇長 Alex Thomsonさんは、次のように愚痴っていた。

「天気予報は当てにならない。 この数日間は、北に向かうのが難しかった。 赤道を通過してから、ずっと雷が鳴りっぱなしだった。 ドルドラムは、雷とスコールを連れて、我々と同じ方向に移動してたんだ。 でも昨日は、雷は無かったが雲は厚かった。 前方は、もっと複雑になりそうだ。 何時もと違っていて、予想不可能だよ」

この両艇の差は、ホーン岬では500マイル(900㎞)、赤道通過時は146マイル(270㎞)だった。 それが、ドルドラムの通過する間にすっかり目減りしてしまった。 

それに引き換え、Alexさんは比較的速く走れた結果、差は50マイル(90㎞)まで縮まってきた。 フィニッシュまで、後1週間。 

Armel Le Cleachさんは、次のように言っている。

「南氷洋なような具合には行きそうに無い。 セールのトリミングが問題だ。 ドルドラムからは、とっくに脱出したと思ううんだが、全然その気がしないんだ。 Alexさんには都合が良さそうだ。 それが癪だね。 今前線の中に居るが、何が起こるのでは無いかと心配だ」

彼らの後方600マイル(1100㎞)、3位の Jeremie Beyou さん(仏40歳)が今日北半球に入った。 彼は、ドルドラム通過は、比較的スムースだった。 ドルドラム範囲が、多少縮小してきたのだ。 

これは、4位で走る Jean-Pierre Dickさん(仏51歳)に取っても朗報である。 彼は、ブラジル沿岸に近づく作戦で賭けに出た。 ドルドラムの西端沿いに走る積りである。 

更に後方、 Eric Bellion さん(仏41歳)が明日、ホーン岬を9番目の通過者となりそうだ。 そのすぐ後ろに、Conrad Colmanさん(米ニュージーランド33歳)が居る。

その西方3000マイル(5500㎞)には、オランダの Pieter Heerema さん(65歳)が、数日間閉じ込められていた風の穴から脱出できそうだ。

「風の無い穴は、変な処だった。 風が殆ど無いのに、波は四方八方から押し寄せてくるんだ。 でも今は、少し風が出て来て、ようやく此処から脱出できそうだ。少しは、元気になれそうだ」 と Pieter Heerema さん。 17位だ。 風が無くても波があるので、いつもの点検も出来ないと言っている。 

「船が変に動き廻るので、何も出来やしない。 立っているのも、座っているのもしんどいので、ベッドで横になっている。 退屈で仕方が無い。 兎に角船を北に向け、ホーン岬に向かうようにしている。 速く太平洋から抜け出したい」

Eric Bellionさん(仏41歳) COMMEUNSEULHOMME号

「ホーン岬は、毎回違って見える。 初めて回った時は、12歳だった。 あの時は、クリスマスの子供みたいにはしゃいでした。 でも一人で回るとなると、子供時と同じ気持ちになる。 明日の朝には、回れそうだ。 でも荒れそうだと言っている。 南氷洋を去るのも、少し寂しいね。 南氷洋は、決して悪くは無かった。 アルバトロスをまた見る事が出来るのかな」

「インド洋に低気圧は、皆南のルートに向かった。 でも私は、真っすぐ進んだんだ。 楽しかったよ。 低気圧を狙って走ったんだ。 それこそ、冒険と言うものだろう。 未知への挑戦だ。 それが私の生き方だよ」

オリジナル記事の抜粋;

Map20170111a

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