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2017年1月29日 (日)

象の食い方!(1817)

Ziabavlm

2017年1月28日

”狂ったキウイ野郎”と呼ばれている10位の Conrad Colmanさん(米NZ)は、今日の喜びを密かに噛み締めている。 スタート直後の2016年11月20日のランキング表では第20位であった。 しかし現在10位であるのだ。  

「子供の頃、宿題に困っている僕に、”象を食べる方法を知っている?”て母親から良く言われたもんだよ。 ”少しづつ食べればよいのよ”だって。 Vendee Globe も象みたいな、獣だよね。 だから少し食べて、少し休むんだ。 レースも同じだと Colmanさんは、Live・インタビューで大笑いして言っていた。 彼は、レース参加者の中で、 唯一の草食人間だと嘘をついていた。  

「数分前に、送信機の電源を落とした。  僕は、3度も世界一周しているんだ」

「セールは、コード・ゼロと言う比較的大きなジブ・セールを揚げている。 風速計が、また動かなくなってしまったので、推測で走らせている。 でも心配はしていない。 良く走っているし、昨夜からの走りは素晴らしかった。 ブラジルの Salvador も Recifeも通過出来た」

Colmanさんは、廃棄物ゼロ対策にも熱心だ。 もし彼が完走したならば、初めての再生可能なエネルギーを使用して世界一周をした船乗りとなる。

彼の Foresight Natural 号は、ヂーゼル・エンジンの代わりに電気モーターで走れるようになっている。 発電には、水中のプロペラ発電機、メイン・セールにはソーラー・エレメントが設置されている。 これらだけの発電機で、1週間は自動操縦装置を働かせる事が出来ると言う。 勿論他の電子機器への電源供給も可能だ。

「僕の船の電源キャパシティーは、物凄くデカいんだ。 他の船の6倍はある。 だから1日くらい、電源チャージが出来無くても平気だ。 だから電源の心配をする必要は、余り無い。 水力発電用のプロペラは、ブロンズ製で大きい物が、キールの後ろに据え付けられている。 キールが障害物からプロテクトもしてくれている」

何かこのシステムで、問題点は無いのですか?

「チャージするタイミングを考える必要がある。 凪がどのくらい続くのか、予め予測しなければならない。 チャージ出来るチャンスを逃すと、結構厄介な殊になる。 太陽光発電だけでは、かなり無理がある。 場合によっては、予備のソーラー・パネルを持ち出さなければならなくなる。 ソーラー・パネルだけで、賄えるように成れば好いが」

最後に彼は、次の様に締めくくった。

「外洋レース、特に単独での外洋レースは、メカニカル・スポーツと言って良い。 スタートする前に、メカ的な問題は徹底的にクリアにしておく必要がある。 地球上にF1マシンのような排ガスをまき散らしてはいけない。 それが僕のs第一の動機付けなんだ」

「二つ目の動機は、エンジンの信頼性だ。 Vendee Globeで、2機のヂーゼル・エンジンが壊れた場合を考える必要がある」

オリジナル記事の抜粋; 

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