« Eric Bellion さん、メインにトラブル発生!(1830) | トップページ | Colmanさん、17日にフィニッシュか?(1832) »

2017年2月15日 (水)

一人の人間と1隻の船 !(1831)

Untitledr16801200

2017年2月13日 現地時間

  雨の夕暮れ、大勢の人々が、Eric Bellionさん(仏40歳)を称える為に集まってきた。 40歳の Ericさんは、Vendee Globeレースに出る前は、一人でセーリングしたのは2度しか無かったという。 たった一人で世界一周なぞ、彼の経験の中には無かった事だ。 その彼が完走し、しかも第9位となるなんて考えてもいなかった事だろう。 今回のレースで彼は、Vendee Gloebを完走した初めてのルーキーとなった。

  彼は、彼の最大の相棒 COMMEUNSEULHOMME号の為に Mumm シャンパンを用意していた。 彼の船は、艇長同様に実績は持って居ないない船だ。 ましてや、南氷洋なぞ走った事が無いのだ。 両者は互いに学びあい、素晴らしい絆を造り上げてきた。 

 ビギナーと言われながら、トップ・10に入った事は、多くの人々に希望を与えた。 ビデオやメールで、彼の情熱と行動力と謙虚さを、持ち前のユーモアで、人々に発信し続けてきた。  
 過って彼は、彼の船を他の船と同じ様に走らせようと試みた。 しかし彼はそれを止め、船が望んでいることに耳を傾けて走る様になった。 その結果、彼の船は見違えるように速く走れるようになった。 そして彼は、技術的な問題点をも克服してきた。 大荒れの中で、セール交換、水力発電機の修理、ラダーの交換も成し遂げてきた。 その間、11時間もの時間を要した事もあった。

 特に大変だったのは、フィニッシュ前の数日間だったと言う。 70~73ノット(37m/sec)の猛烈な風の中、バッテリーも切れ、エンジンも動かない状態で、走り続けなければならなかった。

  「あの時、自分は変わったと思った。 今までの自分では無くなった。 如何して変わったのかは、自分でも説明出来ない。 今までに無く、自分に力があるのに気が付いた。 数カ月間のレースで、普通の生活の3~4年分の経験をしたような気がする」

 「それから、Vendee Globeで優勝した艇長達の見方が完全に変わった。 彼らは、普通の人とは異なる スーパー・ヒューマンなんだと気が付いた。 この経験を通して、時間を掛けて、Vendee Globe を走った意味を、自分で捕まえたい」

 「何か役に立つ事を、人々に示さなければいけないと思う。 最後の低気圧では、完全に独りぼっちだと感じた。 でもそれを克服した時、何かを掴んだ気がする。 Vendee Globe レースの参加は、誰にでも出来るものでは無い。 しかし本当に参加したいと思ったら、きっと出来ると思う。 恐怖と苦しみの先に喜びが始まると・・・・、遣るべき価値は、Vendee Globeには在る」

 「こんなちっぽけな船で世界一周するなんて、狂気の沙汰だと言う気もする。 こんなに難しい事とは、思っていなかった。 自分の判断一つで、生きるか死ぬかが決まる世界だ」

オリジナル記事の抜粋 

フィニッシュ時の動画は、こちらです。

|

« Eric Bellion さん、メインにトラブル発生!(1830) | トップページ | Colmanさん、17日にフィニッシュか?(1832) »

Vendee Globe」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/564679/64895892

この記事へのトラックバック一覧です: 一人の人間と1隻の船 !(1831):

« Eric Bellion さん、メインにトラブル発生!(1830) | トップページ | Colmanさん、17日にフィニッシュか?(1832) »