2015年7月 8日 (水)

Volvo と Vendee との 船の比較 (1088)

2015年7月8日

VendeeGlobeに使用される船と、Volvo Ocean 65艇と比較してみよう。

              New IMOCA            Volvo Ocean 65

  • 全長;        18.28m              20.37m
  • 船幅;         5.80m               5.60m
  • 喫水;         4.50m               4.78m
  • 排水量;        8.7ton              ・・・・
  • マスト高さ;          28.00m              30.30m
  • キール;              固定式(鍛造鋼)      キャンティング・キール
  • ダガー・ボード;       なし                   左右1枚 
  • バラスト・タンク;     左右に有             前後、左右にあり   
  • バウ・スプリット;      なし                     2.40m
  • 設計;   Farr Yacht Design (USA)         Farr Yacht Design (USA)
  • 進水;        2007年                   2013年
  • 比較してみると、船体はほぼ同じ大きさである。 しかしマスト高さは、圧倒的にVolvo Ocean 65の方が高い。 IMOCA艇の方は、キールも固定式で、ダガー・ボードはない。 IMOCA艇は、基本的に一人で操船が可能な設計となっている。 

    Volvo Ocean 65艇は10人もの人手が必要なのに、IMOCA艇は一人で操船できるとは信じられない。

    赤色は、変更した箇所。

                IMOCA                                                                Volvo Ocean 60

    Newrest_4

    Boatxy_4

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    2014年9月25日 (木)

    ダガー・ボード (781)

    Daggerboard_2

    キール(Keel)の役目は、セールが受ける横向きの力を船の前進力と横への転覆力に抗する役目があります。

    Canting keel (キャンティング キール)は、キールを左右に傾けて2番目の役目(転覆に抗する力)、を最大限に発揮する事が出来ます。

    しかしキールを傾けると1番目の役目(前進力へ変換)が弱ります。 キールが傾くと、キールの見かけの横面積が減少し、変換力が小さくなる為です。

    それを補うのが、ダガーボードです。 

    下記の絵のオレンジ色の板が甲板に付刺さっているのが、それです。

    この板は船の両サイドにあり、常時は甲板の上に引き上げられています。

    キャンティング・キールを傾けた時、風下側にこのダガーボードを付下げて船底に飛びださせるのです。

    これで臨時の新たなキールが出来る訳です。 

    キャンティング・キールもダガーボードもVolvo Ocean Raceでは、認められています。

    さあそこで、また疑問がわきますね。 

    板をデッキから船底に付刺したら、水が船の中に入ってきますよね。 さあ眠れなくなったでしょう。

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    左がダガーボード、右がキャンティング・キールです。

    船尾の2枚の板は、舵です。

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    2012年9月10日 (月)

    キャンティング・キールの動き、その2 (455)

    キャンティング・キールの動きその2を追加しました。

    此処をご覧ください。

    Vendee Globe ヨット・レースのスタートまで、後2か月です。

    Volvo Ocean Raceのオフィシャルホームページ 

    ”Super-tantanのBendee Globe 追っかけ” ブログは、こちらです。

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    2012年8月28日 (火)

    キャンティング・キールの続き!(451)

    Canting_keelsyousai Keelの駆動装置

    Super-tantanは、Canting Keel (キャンティング・キール)を見たことも触ったこともありません。
    でも非常に興味があり、一度乗って触ってみたいと思っています。

    理論的にはこのキールとダガー・ボードの組み合わせは、ヨットのパフォーマンスを最大限に引き出すには素晴らしい装置だと考えています。

    でも一抹の不安があるのも事実です。 タックやジャイブの時どんなタイミングでキャンティング・キールを操作するのか? 突然のワイルド・ジャイブをしたとき、どんな問題が生じるのか?
    キールの作動とダガー・ボードの作動は連携してるのか? 疑問は尽きません。

    そこでキャンティング・キールの詳細が解る素晴らしいSiteを見つけましたので、紹介します。

    下記のサイトにアクセスしてください。
    出てきた画面右下にブルーの指標が自動的に右に移動し始め、右エンドに達すると止まります。
    すると画面が変わり、左下に三角マークの指標が出るので、クリックしてください。
    キャンティング・キールとダガーボードのアニメーションが始まります。
    電気スイッチを押すだけで、両装置が連動して動くのが解ります。 

    Ssxcantinganimation1

    Ssxcantinganimation_2/

    上の動きの理解が出来たら、再度クリックして船の床下にあるウオーター・バラスト・タンクを見てください。 水がもう一方のタンクに移動して、船のバランスを取っています。

    感動ものですね。

    http://www.barcelonaworldrace.org/boat/ENGLISH/swing/swing.swf

    小生商売柄この装置には大変魅了されます。 しかし心配もあります。
    キールを動かすのは水圧シリンダーです。 シリンダーへの水圧切り替えは電磁弁だと思います。 水圧ポンプも必要でしょう。
    それは、電源を必要とします。 もし停電になったら、もし水圧系統に漏れが発生したら、フェイリアー・セーフでキールは自動的に垂直位置に戻るんでしょうかね。

    何トンもあるキールを梃子の原理で動かすので、構造材の強度も半端じゃないですよね。

    当然事故もあるようです。

    下記のサイトで紹介されている事故は、2004 Rolex Sydney to Hobart レースで起こったものだそうです。 船はオーストラリアのヨットクラブに所属する30フィートのヨットSkandia号です。 

    事故のあった場所は、オーストラリアとタスマニア島の海峡です。

    キャンティング・キールの破損で、ヨットは横倒しになりチンしています。

    キャンティング・キール追加事項

    http://www.sail-world.com/Asia/index.cfm?SEID=2&Nid=21246&SRCID=0&ntid=0&tickeruid=0&tickerCID=0

    トップのスケッチは、下記のサイトから拝借したものです。

    http://www.cariboni-italy.it/filesEsterni/lng_1/S-CK%20Rev11.pdf

    Bendee Globe の概要

    Ssxvendeeglobe Bendee GlobeのオフィシャルHPです。

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