2017年9月23日 (土)

Dongfeng号の鼻息が荒い! (1933)

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Black (Xue Lui) さん

よりよく、より厳しく、より速く、より強く Harder, better, faster, stronger

 2014~15年度のVolvo Oean Raceで Dongfeng号の新人クルー達が、南氷洋でマストを折るという事故があったにも関わらず総合3位となり、一躍ヒーローとなった。

 天才的な船乗りCharles Caudrelier  艇長が率いた若い Dongfeng号が、多くの列強を排しての活躍に、ヨット界の注目を浴びた。

 あれから2年 Dongfeng号は、改めて優勝を狙ってこのレースに戻ってきた。 今度は、優優勝候補のチームとしての参加だ。

 彼らのホーム・ポートの広州では、14億人もの熱狂的な応援が待っている。 
勿論お馴染みの若き中国人のスター Horace (Chen Jin Hao), Black (Xue Lui)、 Wolf (Jiru Yang)さんも健在だ。

 前哨戦の Fastnet Race では宿敵 MAPFRE 号を負かし、Leg Zeroでの総合成績は2位だった。 

 「前哨戦では良く走れたし、意気込みも凄かった。 今度は、絶対勝ってみせるさ」 と Charles Caudrelier艇長の鼻息は荒い。

オリジナル記事の抜粋

動画はこちらです

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Horace (Chen Jin Hao)さん

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Wolf (Jiru Yang)さん

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2017年9月21日 (木)

MAPFREチームの紹介!(1932)

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2017年9月19日

MAPFRE チームは、2017~18年度のVolvo Oean Raceで優勝し、スペインチームの歴史に、あのトロフィーを獲得したいと願っている。

 MAPFRE号の要は、やはり艇長  Xabi Fernandez (ザビ・フェルナンデス)さんだろう。 オリンピックのメダルとは無関係だが、4度のVolvo Oean Raceに参加しているだけで、その凄さが解るだろう。 

 2014~15年のレースで4位だった MAPFRE号の Iker Martinez 艇長から、艇長の役割を引き受けての出場である。 

 前回のレースでは、Leg 4(オークランド)で舵を握り、Leg 優勝をしている。 初めての艇長を補完する為に今回は、実力と名声のあるクルーを沢山配している。

 目玉は、アメリカズ・カップ・レースで優勝し、リオのオリンピックのゴールド・メダリストの Blair Tukeさんの獲得だ。 

 もし今回、MAPFRE号で優勝したら、アメリカズ・カップ、オリンピック、そしてVolvo Oean Race、の三冠王となれる。 歴史上この様な快挙を成した者は、未だ居ない。 しかも30歳以下でだ!!

 更に、世界最高のナビゲーターと称される Joan Vilaさんの獲得も上げられる。 55歳の彼は、15年間もVolvo Oean Raceから離れていたが、満を持しての参加だ。

 この他にも、ヨット界では有名な船乗りを沢山揃えている。

オリジナル記事は、こちらです。

動画は、こちらです。

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2017年9月19日 (火)

Turn the Tide on Plastic号に、大ベテランが決まる! (1931)

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右;Martin Strömbergさん、左;Dee Cafari艇長

2017年9月19日

Volvo Oean Raceに3度も参加し、2011~12年度のレースでは優勝もしたMartin Strömbergさん(スエーデン人)が、 Turn the Tide on Plastic チームに参加することになった。

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 Strömbergさんは、ワッチ・キャプテン、操舵手、セール・トリマー、と多彩な技量の持ち主だ。 その上、若手にレースに勝とうと言うモチベーションを持たせる事が出来そうだ。

 「このレースに3回も走ってきた。 これで4度目のレースになる。 なぜ戻ってきたかと言えば、世界で最も過酷で最も楽しいスポーツだからだ。 私は、アスリート。 だから参加するだけでは意味が無い。 参加して勝ちたいんだ!」

 「Strömbergさんは経験豊富で、沢山の知識を持っている。 それを若い我がチームに、吹き込んで欲しい」と  Dee Caffari艇長も期待している。

 「彼が、若いクルーを鍛えてくれれば、もっとバランスのとれたチームになれる。 それだけでは無い。 彼は、艇長の補佐も出来る。 彼がチームに入ってくれて、とても嬉しい」

 
 彼の活躍で、チームの ”海洋汚染防止” のメッセージも多くの若者に伝える事が出来る筈だ。

 Martin Strömbergさんは既に、チームと一緒にトレーニングをしている。 

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2017年9月15日 (金)

AkzoNobel号!(1929)

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 Simeon Tienpontさん

2017年9月14日

大ベテランと若い船乗りをミックスした AkzoNobel チームは、結構あなどりがたいチームだ。

 このオランダのチームは、確かに若い。 しかし経験豊富で実績のある艇長、驚異的な力量のクルーのラインアップ、その上参加艇の中でも最も新しく建造されてた船を引っ提げての参加である。

 チームの要は、オランダ人の Simeon Tienpont さんだ。 35歳、勿論 Volvo Oean Raceの経験もある。

 
 AkzoNobel チームのクルー・リストをざっと見るだけで、彼が厳選して選んだクルーである事が解る。 

 船を観てみよう。 6月に進水したばかりの、ピカピカの船だ。 勿論新しい船が、速いとは限らない。 Volvo Oean Raceの前哨戦といわれる Leg Zeroでは、総合第4位であった。 

 Leg 1のスタート前、10月14日に行われる湾内レースで、更にその力量に磨きをかけたい処だ。 

 Simeon Tienpontさんは、あの伝説のオランダ人艇長 Cornelius van Rietschoten さんを目標としているのだ。 彼は Volvo Oean Raceの前の世界一周レース(Whitbread Round the World Race)で、2度も優勝している人だ。 

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伝説の人 Cornelius van Rietschotenさん

 しかしそうは簡単には行かない。 他の6隻の敵の中には、同じオランダのチーム Brunel号が居るのだ。 しかもその艇長 Bouwe Bekking さんもオランダ人である。

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2017年9月14日 (木)

総整備期間って? (1928)

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2017年9月13日

さあ 9月18日は、レース前の船のチェックの最後のチャンスだ。 

 Leg Zeroを含めて参加艇は、シェーク・ダウンの走りをしてきた。 そして9月18日に一斉に陸揚げして、凡そ2週間の総整備期間に入るのだ。

 では一体何故、そのような整備期間が必要なのだろうか? これはレース艇の義務なのである。 リスボンにある造船所で、船の点検をし、必要があれば分解修理し、それらの結果をレース事務局に報告しなければならないのだ。

整備期間

 スタート;2017年9月18日
 終了  ;2017年9月30日

 全艇は、その間ポルトガルのリスボンに居る必要がある。  そして事務局指定の造船所で、事務局のスタッフによる点検が実施される。 Volvoの自動車の5万マイル点検と同じです。 お客様は、ラウンジでコーヒーでも飲んでいてください。(PRか、しょうがないね)

 これらの点検は、タイヤをちょっと蹴ってみる点検とは訳が違う。 マストは倒されて、非破壊検査が行われ、Leg Zeroで問題がなかったを点検する。

 また船の艤装品は、メーカーによるメンテナンスも含まれる。 例えば、ウインチのメーカーのHarken 社から派遣されたスペシャリストが、全てのウインチをチェックする。  Dutch Mastervolt 社はリチウム・イオン電池のチェック、 B&G社は計器類のキャリブレーションを行う。

 この様な厳しい点検の結果、乗組員は船の性能・限界ギリギリまで追い込んで、レースが出来るのである。 

 このな陸揚げ点検は、 Cape Town, Hong Kong, Auckland, Itajaí そして Cardiffでも行われる。 水置きでの点検は、Melbourne, Newport、 Gothenburg で実施される。

 この様な点検が終わった船は、証明書が発行される。 また船個別に重量を量り、全ての船が同じ重さになるようにする。 

 2017年9月30日には、全艇の点検が終わり、全艇が海に戻り、そしてレースの準備が完了する。 後は、スタートするだけだ。

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2隻での練習の意味は?(1927)

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2017年9月12日

赤と白の2隻の Volvo Ocean 65s 艇が、太陽が一杯のサンシェンショ (Sanxenxo)の海で水しぶきを上げて突っ走っている。 2差は、僅か数メートルだ。 Dongfeng 号と MAPFRE 号の練習だ。

 互いに見える範囲での練習は、少しの差でも見逃すことが無い絶好の練習方法である。

 其処から240マイル離れた処では、Vestas 号と AkzoNobel 号が、それに続けと切磋琢磨している。

何故、最大のライバルと一緒に練習をするのですか? ボクシングの選手は、試合前に敵と練習なんか絶対にしませんよ。

 Dongfeng号の艇長Charles Caudrelier  さんは、次の様に答えた。

 「ヨット・レースでは、この様な練習をしなければ、両方とも何れ負組になるんですよ」

 レースは、相手の弱みを見つけて、自分の強い所を隠すのが普通である。 しかし経験豊かなチーム同士では、裏切り行為は無い。 互いに嘘の情報を流したとしても、直ぐにバレてしまうからだ。

 隠し事をせず、オープンにして、互いに多くの事を学ぶのが、この練習の目的だ。 たった一隻だけで、どんなに練習をしても得る物はたかが知れている。 

 外洋レースは、そんなに単純なスポーツでは無い。 総合商社の様に複雑で、多くの専門的な知識が必要なのだ。

 船のスピードは、セールだけで決まるものでは無い。 キールの角度、ダガーボードの使い方、操舵士の腕、波の状態、風速・風向、予備セールの置き場所さえ関係してくる。

 ワン・デザイン艇の様に同じ形の船は、同じ条件下では、同じ様に走る事が出来る。 しかし些細な条件でもそれが変わると、その走りは違ってくる。 その些細な違いの記録が、将来のレースでの走り方が変わるのだ。

 天候の情報も全て同じソースからの情報を共有する。 各艇で異なってくるのは、船のちょっそした走らせ方と、ルート選びである。

 前回のVolvo Oean Race 第 6Legでは、トップの Dongfeng 号と2位の Abu Dhabi 号との差は、17日間のレースでたった3分と25秒差であった。 何と、1ノットの1万分の2のスピード差だたのだ。

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2017年9月11日 (月)

Turn the Tide on Plastic、新人二人! (1926)

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Annalise Murphy さん

2017年9月8日

Turn the Tide on Plastic チームは、二人の女性乗組員を新たに発表した。 アイルランドのオリンピック銀メダリスト Annalise Murphy さんとニュージーランド人の Bianca Cookさんである。 二人とも30歳以下の若い方だ。 これでトータル10人の全員が決まったことになる。

 「Annalise Murphy さんは、オリンピック選手であるだけに、レース感覚はばっちりだ。 後は、外洋に慣れる事だ。 一方の Bianca Cook さんは、大きな船の経験があり、外洋での問題は無い」 と Dee Cafari 艇長は、言っている。

 そうは言ってもVolvo Oean Raceに参加するのは、大きなチャレンジに違いない。 でも彼女らは前向きで、毎日の練習を楽しんでるようだ。 

 Annalise Murphyさんは、ダブリン生まれの27歳。 リオのオリンピックの Laser Radial class の銀メダルを取っている。 そしてその年のアイルランド・スポーツ・ウーマンにも選ばれている。

 「オリンピック選手から、プロの外洋レーサーになるのは、その格差が大きすぎる。 でもこのレースを成し遂げられたら、肉体的にも精神的にも大きくなれると思っている。 スタートが待ちきれない」 と Murphyさん。

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 Bianca Cook さん

 Bianca Cookさんは、28歳。 この数年で70,000マイルも外洋を走ってきた経歴を持っている。 

 「オークランドから出て来てから、ずっと Volvo Ocean Race チームが気になっていた。 そのチームの一員になれたなんて、信じられない。 私の夢の実現に、チャンスを与えてもらい、選ばれた殊に感謝している」 と Bianca Cookさんは嬉しそうだ。

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2017年9月 7日 (木)

Volvo とVendeeの二股か! (1925)

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2017年8月31日

Volvo Oean Raceの新しいニュースが少ないので、今日は Vendee Globeのニュースです。

 昨年のVendee Globe レースで第3位だったJérémie Beyou さんが、Volvo Ocean Raceにも参加していたんですね。 その船は、Dongfeng です。 

 凄い人が、居たもんだ。

 その Jérémie Beyouさんが、自分の新しい船の建造を計画しているようです。 新しい船は、前の船と比べると画期的な考えの基に設計が進んでいると言う事です。

ハル;

 「フォイルの働きは、昨年のレースでいろいろ検証された。 ここで問題になったのが、フォイルの力に頼るべきか、船体の性能を揚げるべきかだった」 と Jérémie Beyou さんが、説明をしてくれた。

 「レースでは、フォイルの力を見せつけてくれた。 しかしハルの形状は今まで通りで良いのか、検討する必要があった」 

 その後 VPLP design チームが、9個ものハルの形状を提案してきた。 前のレースを色々検討した結果、フォイルに合わせてハルの形状を設計し直する必要があると考えた。 

デッキ;

 デッキの計画は、ハルの形状が決まる前から検討を始める事が出来る。 デッキ上のレイアウトでは、フォイルの設置位置とか、セイル・プランを検討する必要がある。 

コック・ピット;

 「前の経験から、コックピットの形状は重要だ。 そこで実物大のモック・アップを創って検討した。 舵を持つ位置とか、計器の位置だ。 でも一番重要なのは、セールの形状が良く見える窓の位置だった。 それに予備のセールの置き場所も問題だ」

 「気を遣たのは、船の重量を下げることだ。 フォイルとか船の構造物への負担を出来るだけ小さくしたかった」

スケジュール;

 「次のRoute du Rhumレースには間に合わせたい。 今の処予定通りに進んでいる」

 現在彼は、自分の仕事とVolvo Oean Raceの準備と忙しそうだ。 

オリジナル記事は、こちらです。

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2017年9月 1日 (金)

Turn the Tide on Plastic 4名追加!(1924)

2017年8月31日

プラスチックによる海洋汚染防止のキャンペーンの為、Volvo Ocean Raceに参加したTurn the Tide on Plastic チームに、新たに4人のクルーをが選ばれた。

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 Bleddyn Mon さん

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Henry Bomby さん

Bleddyn Mon さん(英国)、 Henry Bomby さん(英国)、そして二人のポルトガル人 Bernardo Freitas さんと Frederico Pinheiro de Melo さんだ。 4人とも30歳以下のの若い人たちである。 

 「若いが、才能のある人たちだ」 と Dee Cafari艇長は、言っている。

 「Bleddyn Mon さんは、アメリカズ・カップの Land Rover BAR 号の一員だった。 彼はエンジニア―で、データーの分析が得意で、セールの調整にも長けている。 彼を獲得で来て、とても嬉しい。 早く外洋レースの船乗りに成長してもらいたい」

 「Henry Bombyさんは、外洋レースの経験が多い。 体力もあるし、高速走行も得意だ。 若い乗り組員の良き教師になってもらいたい」

 「選考段階では8人のポルトガル人がいたが、今回その中から2人が選ばれている。 外洋レースの経験あるポルトガル人は、非常に限られている。 でも今回選ばれた2人は、中々才能がある」
 
現在の乗り組み員

女性;
 
Dee Cafariさん;艇長

Liz Wardleyさん;ボート・キャプテン

Francesca Clapcich さん、

男性;

Bleddyn Mon さん

Henry Bomby さん

Bernardo Freitas さん

Frederico Pinheiro de Melo さん

Lucas Chapman さん

オリジナル記事は、こちらです。

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2017年8月29日 (火)

大切な装備品! (1923)

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2017年8月24日

ハーケン社が、Volvo Oean Raceのオフィシャル・サプライアーとして復帰した。

 ハーケン社の製品は、ヨット乗りとして最高級な艤装品メーカーとして知られている。 ウィンチ、ブロック、トラベラー、マスト・カー・システム等が有名だ。

 Volvo Ocean 65 艇には、7基のウィンチが設置されている。 

 「Volvo Oean Race艇にハーケン社の製品が採用された事は、非常に嬉しい」と 造船所のトップ Neil Coxさんが言っていた。

 Neil Coxさんの共用のメインテナンス・チームは、レースと共に旅をしなければならないのだ。 

 「特に南氷洋の様な過酷な条件下でも耐えうる艤装品を提供出来るメーカーは、広い地球上でもそれ程多くは無い」

 最先端の艤装品の炭素繊維製ウインチとか、TTR2 AirR blocks CRX roller bearing travellersBattcar systems 等が、採用されている。

 「Volvo Ocean Raceは、わが社の製品をアッピール出来る最高の舞台だ」と ハーケン社の Andrea Merelloさんは、喜んでいた。

 レース中、ハーケンの技術者は、各ストップ・オーバー都市にも派遣されて、各レース艇の艤装品のメインテナンスとか修理を行う。

 「我々の技術者は、一つのLegが終わる度に、彼らのレースが始まると言って良いだろう。 そして次のLegに向けて、レース艇を送らなければならないのだ」

今日の記事は、広告ですね。

オリジナル記事は、こちらです。 

Harken社のカッコ良い動画は、こちらです。

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